親では満たされないようにできている

血と肉を分け与えられ
統合と分離を経て形作られた私たちにとって
親に認められたいという欲求は多くあるものだろう

それでも、親にすべてを満たされることは
できてないことが多い

愛されたいと渇望しながら
完璧ではないものを受け取り、その狭間に苦悩する

だから、できないからこそ他を求める必要がある
これはヒトという種が存続していく
仕組みなのではないだろうか

もし親家族ですべてが満たされてしまったら
それ以上の広がりと繋がりは生まれていかないだろう

求めても得られない
その行き場を彷徨うエネルギーがあるからこそ
ヒトは人と繋がろうとし
人は居場所を得ようともがく

親だけでは満たされないことに気づき
その想いをうまく諦めて手放していくことができたら

もしかしたらわたしたちはみんな
そんなふうに命を継いできた種の
ひとつひとつなのではないだろうか


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