背中を押すことへの逡巡

もし目の前の人が

悩み、止まり、動けなくなっているとき

どう接するのがよいのかを

迷うときがある

相手のことばを待ち

出てきたものをそのまま受け止め

いたずらに深掘りしない

ときにそんな寄り添いが

必要なときがあると感じている

そしてこちらが

その一歩が踏み出せたら

きっと物事が進むだろうと思って

背中を押してあげたくなる

そんなときがあると思う

でも

その背中押しは

本当に相手のためになるんだろうか

悩み、苦しみ、葛藤し

動けないことを体感し

身体がきしみながらも

その一歩を絞り出す機会を

奪うことにならないだろうか

だれかの力が加わって

押し出しのエネルギーをかけられて

勢いがつくことも必要かもしれない

でも一方で

長い目でみたときに

その自力の一歩がなにかになることも

あるかもしれない

そのときわたしは

背中をぽんぽんとタップして

大丈夫だよのサインを送るにとどまった

背中を押すことのタイミングや意味を

大事にできたらと願う


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